シルバーリング、シルバー携帯ストラップ、シルバーアクセサリー。石見銀山の工房「クラフトさら」

シルバークラフト

 

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  石見銀山で作るシルバーアクセサリー。素材へのこだわりとシルバーについて。

シルバーリング、フラットタイプ

 シルバーを溶かす

 シルバーの模様入れ、刻印

シルバー工具

 

シルバークラフトと銀素材。そして石見銀山への思いとこだわり。

 大森町石見銀山の町並み

大森の町並みを通る道は銀の坑道(間歩)のある仙の山へと続いています。(「クラフトさら」付近の観世音寺より撮影)

世界遺産「石見銀山」 の町、島根県大田市大森町は現在では銀の採掘をしておりませんが、中世に福石と呼ばれる石見銀山特有の高純度で良質な銀鉱石を発掘して1600年代のヨーロッパやアジア貿易に重要な役割を果たしました。中世に世界で流通していたシルバーの1/3は、ここ石見銀山の佐摩銀(SOMA SILVER)であったとも云われています。当時、ヨーロッパで製作された世界地図ではポルトガル語やスペイン語の表記で銀王国と紹介されています。また日本で初めて銀の近代的な精錬技術である 灰吹き方 を確立して後の 佐渡金山や生野銀山 など日本中の鉱山の歴史を変えたともいわれています。詳しく知りたい方はこちら  石見銀山資料館のページ

「クラフトさら」の店名でもある 「さら」 は、日本に伝わる 純銀の呼称 です。

シルバーは最近、銀イオンの作用が 殺菌効果を持っている といわれていることから空気清浄機のフィルターなどにも使用されアクセサリー以外の分野でも注目されています。昔から身に着けると 精神を安定させて心を和ませるパワー があると伝えられているシルバー。手入れを忘れているといつの間にか色がくすんでしまうシルバー。どことなく人間っぽい金属だと思いませんか?

石見銀山の「クラフトさら」では従来のSV950・SV925の他に、店名の「さら」にちなんだ純銀SV1000を素材にシルバーリングやシルバーのペンダントトップ、シルバーチャームをはじめとするシルバーアクセサリーやシルバーの記念品、ギフトを製作しています。材料のシルバー地金は信頼できる業者から国内で精製された素材を仕入れております。

小さな工房なので、作り手側の思いも含め、お客様からご注文いただいた商品は すべての工程をハンドメイド で製作させていただきます。

日本の良質なシルバーを世界中に輸出して、現在でもその歴史を深く刻み込んでいる石見銀山の大田市大森町は2007年7月に世界遺産に登録されました。その静かな町並みの中で「さら」という店名でシルバーアクセサリーを含めシルバーやレザー製品の製作に関われることを誇りに思って製作に取り組んでいます。

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シルバーアクセサリーに打ち込んである数字刻印について。

SV950と書いてあるのはどういう意味ですか?

数字が大きいほうが材質がいいのでしょうか?

友人でもあるアメリカ人のクラフトマンは作品によってSV1000、SV950、SV925、SV900、クレイシルバー(銀粘土)を用途によって使い分けています。当店でもSV1000、SV950がメインですがパーツを製作する場合はSV925やSV900を使用します。

それぞれに特徴がありますのでシルバーに関して言えば純度にあまりとらわれなくても良いように思います。純度よりも身に付ける方の気持ちが一番大切です。ただしアレルギーが心配なら純銀やSV950をおすすめします!

どれを選んだらいいのでしょか?

よくいただくご質問です。これはシルバーの純度を示した数値です。シルバーは用途にあわせて銅など他の金属を混ぜて(割り金と呼びます)硬度を調整したものを使用するのが一般的です。純度が高いほど軟らかくなります。

SV925=92.5% スターリングシルバー

海外ブランド製品のほとんどがこのスターリングシルバーを使用しているようです。アクセサリーやパーツの素材としては充分な硬度もあり細かな彫金細工やデザインをしたり金具・パーツ製作をする場合には欠かせません。シャネルをはじめクロムハーツやガボール、ロイヤルオーダーなど海外の有名なシルバーアクセサリーのブランドのほとんどがSV925スターリングシルバーを使用しています。

  SV950=95.0% ブリタニア(ブリリアント)シルバー

日本でシルバーアクセサリーに使用する銀地金を注文するとSV950が主流となっています。日本のシルバーアクセサリー関係の工房でスタンダードな基準がこのSV950です。一般的に日本国内で製作されているシルバーアクセサリー(銀粘土を除く)の多くは95%純度の銀を使用しているようです。

 SV1000=99.9%以上  純銀 ピュアシルバー

純銀です。他金属をほとんど含まない安定純度なので単体でのイオン反応が極めて少なく、身に付けていてもアレルギー反応を起こしにくいといわれています。純銀の硬度はゴールド(純金)・アンバー(琥珀)・アイボリー(象牙)などとほぼ同じですが金属なのではがれたり欠けたりはしません。最近よくシルバーアクセサリーの素材として使用されているアートクレイシルバー(銀粘土)を焼成した完成品は純銀になります。

 

シルバーの硬度について。

 シルバーの刻印数字とあわせていただくのが「純銀は軟らか過ぎるのでは?」というようなご質問です。これは難しい!少しお話が長くなりますが・・・・・・・

 もちろんSV925やSV950に比べれば軟らかいのですが、これはあくまでも何に対して軟らかいのか?という事と、どういった商品に使用するのか?一番は作り手側の作品の種類によると思います。たとえば美術工芸細工や鍛金加工。非常に細かな絵柄を彫り込む彫金細工。ストーンリングの爪製作。アクセサリーパーツの金具製作などには軟らかすぎるので確かに不向きだと思います。当店でもストーンリングやストーンバングルの製作には純銀は使いません。SV950を使用しています。更に硬度が必要なアクセサリーや金具部分はSV925やSV900を使用しております。

 お国の事情は違いますが中国(華僑)の方の多くは財産のひとつとして金(ゴールド)を身につける風習がありますので、金のリングやネックレスをつけておられる方がたくさんおられます。これはすべて純金です。純金(24K)以外は取引しないお店(金行)もたくさんあります。純金は密度に多少の違いはありますが硬度は銀と変わりません。

 SV1000を否定される工房もありますが、近頃ではクレイシルバー(銀粘土)の工房やアクセサリーも広く認知されていますので純銀が軟らかいといっても通常のシルバーアクセサリーには支障ない硬度といえるのではないでしょうか。

 当店の考えですが、SV1000、SV950、SV925それぞれほぼ同じ場面で同じようにキズはつきますし曲がります。しかしシンプルなペンダントトップやリングなどにそれ程の強度を要求する必要は無いと思います。どうしても変形・歪み・キズが心配な方はプラチナやチタンをお勧めしますが薄い素材はやっぱりキズもつきますし曲がります。

 当店の純銀シルバーリングは強度も考え、すべて1.5mm厚の素材で製作しております。SV950でも同じように製作していますがSV950の1.2mm厚(よく市販されているシルバーリング)と同等の強度は充分あると思います。(計測したわけではありません。)

 たとえはまったく違いますが「ナタデココ」と「こんにゃくゼリー」のどちらの硬さがデザートに向いていますか?という質問に対してうまくお答できないという事でしょうか。

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シルバーアクセサリーの銀地金の原価と商品価格差について。

シルバーの原価とシルバーアクセサリーの価格について

 

※現在は金属地金価格が上昇しております。正確な地金価格については相場をご覧下さい。

シルバーの地金は日本での輸入取引価格が¥60/1g程度ですが、これを素材として使用できるように精製した状態で¥80〜¥90/1g程度になります。ただし為替レートや注文量などにより変動しています。金額は概算です正確な数値ではありません。またアートクレイシルバー(銀粘土)は収縮分を含め実際は¥180/gくらいになるでしょうか。

純度100%の地金価格が1gあたり¥2,000以上もする金やプラチナと違い、シルバーはSV1000、SV950、SV925で原価値にそれ程大きな差はありません。シルバーに関しては純銀SV1000・SV950・SV925スターリングシルバーそれぞれに良い点がありますので純度そのものにとらわれ過ぎないように、デザインやお客様のこだわりを大切にされて商品選びをされた方が良いと思います。

プラチナやゴールドは表示の基準数値が違いますのでご注意ください。SV1000は純銀ですがプラチナPt1000はプラチナ含有量10%です。ゴールドは24Kが純金です。

  シルバーアクセサリーは製品を作る上での工程や製作する国の事情によって、販売価格が大きく変わります。価格を左右する上でやはり一番大きな要因は人件費と供給量です。悲しいことですが、まったく同じ商品、同じ素材、同じ工法で製作するとやはり日本製は高価になってしまいます。これはシルバーアクセサリーに限らずほとんどの商品にあてはまることでもあります。当店も含め、日本で製作されたシルバーアクセサリーを海外のバイヤーが大量に買い付けるとか世界各国に多数輸出されているという話も聞きません。イタリアやタイのように世界中にシルバーアクセサリー製品やシルバーパーツを供給している国々とは販売価格も当然異なります。また逆に海外の高価なシルバーアクセサリーブランドの製品でも、シルバーとしての原価的な価値は同じということです。

シルバー素材の数値による価値は少しおわかりいただけたかと思います。

シルバーアクセサリーご購入の注意点。

  シルバー(その他の貴金属もそうですが)純度は外見上では区別がつきにくく、製作した工房や販売店の表示を信用する以外にないのですが、悪質業者の製品の中には成分と違う刻印をうちこんだり、素材自体がシルバー以外の銀色のものを使用している場合。また販売している店舗が仕入れ販売のみの場合などは、特に仕入担当者や販売員の知識不足からニセモノやメッキ商品と知らずに販売されていたりします。

 シルバーアクセサリーは価格やデザインもとても身近なものですが、できればしっかりした商品説明できる知識のある販売員の方がおいでになるお店か、工房併設のお店でお求めになることをお勧めいたします。特にインターネットショップでのご購入は自己責任(?)でもあります。納得がいくお店をご利用くださることをお勧めいたします。シルバー製品を選んでいただくのはお客様です。どんなところに一番こだわりを持っていただけるかでお買い求め先やご注文先を選ばれると良いと思います。

シルバーに限らず、ゴールドやプラチナ、ストーンジュエリーなど値段が安いから必ず「ニセモノ」ともいえません。かといって値段が高いから「ホンモノ」ともいえない。難しいですね。

当店のシルバーアクセサリー製作にはSV925以下の素材は使用しておりませんが、シルバーの純度数の刻印をしておりません。ご注文時に素材の純度の確認をさせていただきます。ご希望の方はSILVER刻印もさせていただきますのでご注文時にお申し付けください。 

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シルバーアクセサリーのエピソード

ホントにあった笑えないお話

5年程前にご来店された男性のお客様が、「シルバーリングのサイズ直しできますか?」と依頼がありました。時間もあったので、サービスのつもりでお引き受けしてリングを切った時に「ん?・・・妙に手ごたえないなー。・・・」と思ったのですが、あまり深く気にもとめずにロウ付け作業に移り、バーナーの炎を当ててしばらくすると・・・・・・・・。

なっ、なんと!溶接する銀ロウよりも早くリングの方が溶けてしまったのです。銀ロウの溶解温度が700℃〜800℃。シルバーなら溶けるために970℃は必要なのに・・・・・・・・。

その後、お客様にはしっかりご説明させていただきましたが、お気に入りのリングらしく半分納得がいかない様子でした。「シルバーのはずなんですが・・・・・」と何度も言っておられました。そうです、色だけシルバー!こちらも不用意に請け負ってしまった事を後悔するとともにニセモノを販売した業者に怒りも・・・。それ以来、当店は当店以外の商品のメンテナンスをお断りすることになったのはいうまでもありません。

  

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